組織委員会は、3月26日から出発する日本国内の聖火リレーを延期するよう、IOCに提案すべきです。

 現在、聖火リレーは「一筆書きで100日以内」という内規をIOCが決めていますが、日本列島は長細いことから、日本側の提案で114日間に増やして実施することで了解を得ています。

 しかし、早ければ4月、遅くとも5月には、東京五輪・パラリンピックの実施、中止、延期の最終決定がIOCから発表されます。(聖火出発の直前もゼロではない)

 もし、1年以上の延期になった場合には、走行途中の聖火リレーを止めて中断するのですか? それとも継続して聖火リレーだけは終了してしまうのですか?

 そこで提案します。聖火リレーの出発を延期して、前回の1940年東京五輪の時に実施した、聖火を4ルートに分火するリレー案を、IOCに認めてもらうことです。

  本当に今夏、大会を強行することになっても、6月下旬に出発して1ヶ月間で全国を回ることができ、開会式の7月24日には十分間に合います。

 この非常事態では、IOCは特例として容認してくれるはずです。

 組織委員会は、聖火リレーを途中で中断する懸念を承知で、無観客状態にして寂しく始めるべきではありません。